408 own works.

huarache sandal workshop

ワラーチの裏の紐の処理について

大体のワラーチが鼻緒の裏に結び目が出来ていると思うんですが、その部分はどうしても擦れるのでそこから切れてしまう事が結構あると思います。
 
オーソドックスな方法として木村東吉さんがやっているシューグーでの補強が有名だと思います。間違いなく強度が上がって切れにくくなります。しかし1度つけてしまうと紐を変えたいと思った時に中々大変。
 
シューグー 100 ブラック

シューグー 100 ブラック

 

 

セメダイン 靴底用補修材 シューズドクターN ブラック 50ml ブリスター HC-003

セメダイン 靴底用補修材 シューズドクターN ブラック 50ml ブリスター HC-003

 

 

最近ワークショップ等に参加する様になって色々な人のワラーチを見ると様々な方法で工夫していてとても面白いです。
 
そのなかで簡単で効果のありそうな方法があったので紹介します。
 


なんもしてないワラーチの裏面です。
汚くてスイマセン。。。
 

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そこに使用するのはダクトテープです。アウトドアでは色々使えて便利なテープみたいです。

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S9001 ダクトテープ シルバー 50mm×25m

S9001 ダクトテープ シルバー 50mm×25m

 

 

もしくは布テープでも大丈夫でしょう。

 
ただこれを裏に貼るだけ(笑) 
 
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とても簡単な方法ですが効果的だと思います。しかも簡単に剥がして紐も交換出来る。ただ、ものによっては粘着面がソールについちゃう可能性もあるのでそこらへんは自己責任でお願いします!
 
 

グラディエーターサンダル風ワラーチ?

ひとつリクエストを頂いたのでそれに答えたいと思います。
 
 

今回はグラディエーターサンダルと呼ばれるものに近い結び方をしたワラーチを作ってみたいと思います。

 

グラディエーターサンダルとはなんぞや?と言う方は調べて見て下さい(笑)
 
 
 
 
 
材料
 
  • お好きなソール
山田 ビブラムシート 8338 黒 2枚入

山田 ビブラムシート 8338 黒 2枚入

 

 

  •  2ミリのパラコード
BIGMAN(ビッグマン) パラシュートコード 2mm×3m 16 ブラック
 

 今回はパラコードにしましたが、2ミリの丸紐なら大丈夫だと思います。

 
  •  コードロッカー

 

  • ショックコード 
金天馬 アウトドア用ゴム 3mm kw12127 黒 3m

金天馬 アウトドア用ゴム 3mm kw12127 黒 3m

 

 

 

 

 

 

 作り方

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①アウトドア店等で量り売りされている紐を使ってワッカを作る。鼻緒に付ける紐だけ長めにします。踝の2箇所は同じ長さで。(自分の好みの長さに調節して下さい)

今回は結んでライターで炙って平らな所へ押し付けて平らにしてあります。

 

今回はたまたま昔嫁さんに作ったビブラムソールを使ったサンダルが放置されていたのでそれを改造する事にしました。
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②ソールの裏から紐を通します。
装飾等を付けたいときはこの状態の時に付けると良いでしょう。
 
 
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③ソールに通した紐を上の図の用に折ってワッカを二つ作ります。
 
 
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④その間に上の図の様に紐を通します。
今回は脱着を簡単にしたいとの事だったので通す紐をバンジーコードにしてあります。
 
 
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⑤同じ様に3箇所紐を通して完成。
今回はコードロッカーを使って調節出来る様にしてみました。ショックコードの部分を普通の紐にして且つ長めにして脹脛の方にまで巻けばロンググラディエーターサンダル風ワラーチになります(笑)
 
 

B◯D RO◯K SANDALS風ワラーチの作り方

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L◯N◯SANDALやB◯D RO◯K SANDALはカッコ良いけど高い!

という方のために今回は某メーカーサンダル風ワラーチ(笑)の作り方を自分なりにまとめたいと思います。

 
材料
  • お好きなソール

 

山田 ビブラムシート 8338 黒 2枚入

山田 ビブラムシート 8338 黒 2枚入

 

 

  • 収縮チューブ(幅が15ミリ以上のもの)
収縮チューブ 20黒 2m

収縮チューブ 20黒 2m

 

ナイロンウェビングテープにかぶせ熱を掛けると収縮してぴったりになります。縫目の強度UPの為に使います。頑丈に縫えるなら要らないかも。 

 

  • ナイロン・ウェビングテープ15ミリ

リュックのベルトに使われているテープ。強度がありそうですが肌触りが少し固め。本当はL◯N◯SANDALで使われている様な柔らかくて頑丈な素材がベストでしょうが今の所自分は見つけられずにいます。これいいんじゃないか?!と言う情報がありましたら連絡を頂けると嬉しいです!今回はOGAWANDさんで購入させていただいたものを使用しました。これは少し柔らかめで良いと思います。アウトドアショップで量り売りされたりしてます。

 

  • ラダーロック15ミリ用

 これは20ミリですが(amazonではこれしか見つけられなかった。)洋裁店、アウトドアショップ等では15mmは普通にあると思います。

 

 

  • 3ミリの丸紐(なるべく丈夫な方が良い) 

 パラコードが頑丈でオススメ。今回の使い方の他にパラコードだけを使っても頑丈でカラーも沢山あるので良いと思います。リフレクト加工してあるのもあり夜ランの時に良いかも。上記のものだと値段が結構してしまうのでアウトドアショップに売ってる3mm程のロープの量り売りを利用すると安く済みます。

 
という事で材料はソールと収縮チューブ以外はアウトドアショップで全て揃う可能性が高いです。ワラーチの材料集めとしては定番の東急ハンズでも全て揃う可能性が高いですね。
 
 
作り方
 
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①ウェビングテープを二つ折りし、縫い付ける。ミシンで適当に縫い付けましたが丁寧に縫いつければ手縫いでも大丈夫かと思います。縫い目が心配なら縫った所に熱収縮チューブをつけたらそう簡単には取れたりしないと思います
 
 
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②ラダーロックを上記の様に取り付ける。
 
 
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③鼻緒の所の穴に通す。写真は2つ穴が開いてますが一つの穴に二つ押し込んでしまってもかまいません。実際に足を通してみて丁度良い所で固結びし、ライターで炙って溶かし乾く前にコンクリートに押し付けなるべく平らにします。
 
 
 
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④外側の穴に上から下に通し、上記の様に引っ掛けます。
 
 
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⑤踵を調節し、内側の穴に上から下に紐を通し、上記の様に引っ掛けます。
 
 
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⑥ラダーロックに紐を上記の様に通します。
 
 
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⑦ひっくり返して最後に上記の場所に紐を通す。
 
 
 
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⑧余分な紐を切って切った断面を炙って完成!(写真では長いままです)
 
 
微調整も出来て中々使い心地が良いのではないでしょうか!ただし締めすぎには注意です。適度な遊びは必要です。それでは良いワラーチライフを!
 
 

すぐ履けるワラーチの結び方(ロード用)

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先日開催されたワラーチ6時間耐久リレーマラソンのワラーチ作製ワークショップの講師をさせて頂きました。

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ワラーチだらけの大会で自分はかなり興奮していました(笑)
 
そこで教えさせて頂いたワラーチの紐の結び方を今回はシェアしたいと思います。
 
 
 
材料
  • ビブラムソール
山田 ビブラムシート 8338 黒 2枚入

山田 ビブラムシート 8338 黒 2枚入

 

 

  • 靴紐 100センチ以上のもの

 

 

  • チューブのゴム(東急ハンズでメーター売りで入手可)
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ハンズで見つけられない場合は百均で売っているストレッチチューブが良さそうな大きさでした。カラーも探せば豊富にあるのでオススメです。

 
 
結び方

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①鼻緒部分に紐を通す。後で結ぶので10センチ程出しておくと結びやすい。
 
 
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②くるぶし側の穴に上から下に紐を通し、鼻緒の紐に図のように引っ掛ける。
 
 
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③踵に紐を這わせ、チューブのゴムを通し内側の穴に上から下に通す。
 
 
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④後ろから前に紐を引っ掛けて鼻緒の所の穴に通す。実際に履いて紐の長さを調整し、裏で固結びをして固定する。
 
 
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⑤ワラーチを履いて踵のチューブにゴム紐を通す。
 
 
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⑥鼻緒から出ている2本の紐にゴムを下から上に引っ掛ける。
 
 
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⑦適度なテンションの所で固結び。
 
 
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⑧固結びの結び目をチューブの中に押し込んで完成!

ワラーチ作成例1

 

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  • ソール ビブラムシート#8327 厚さ10ミリ

EVA発泡剤と天然ゴムをベースにした配合で従来のゴムの35%と軽量、柔軟性に富んだ素材感で屈曲が安易、耐滑性もある。 

www.amazon.co.jp

  • フットベット 牛革のスエード 400円程(東急ハンズ
  • 細引き紐 同じくカモシカスポーツ横浜にて購入
  • 熱収縮テープ 釣竿のグリップに使う奴を代用

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自作のプラパーツを使い、見た目は完璧!と満足だったがいざ履いてみるとフットベットのスエードは滑るわ、カカトの紐が落ちてくるわでガッカリの出来だった。笑

スエードは滑らないって人もいるので、人それぞれ感触が違うのです。ワラーチの奥深さを知ったワラーチ作りでした。